2021年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2021/1/1 徳島市 徳島港
初日の出を見に行きました。
この場所でも写真好きな方を多数見受けられたのには驚きました。
末広でこの人出なら、マリンピアと小松海岸はさぞや結構な混雑です。
加えて、大麻比古神社と薬王寺のことを思うと、徳島県民は元旦から活動的と言いますか、せわしないと言いますか、元気です。
さぁこの雲の上に初日の出は現れるのか。
新町川に架かるこの大きな橋は、2020年12月に架設が完了した、四国横断自動車道の新町川橋。
マリンピアから南に延びる高速道路は長年、徳島の道路事情の夢物語の最たるものとされていましたが、
工事が始まってからは着々と橋脚が高くなり、
桁が架かれば新町川河口部の姿はどう変わるのだろうと、架設が楽しみな日が続きました。

2019/10/3 徳島市 南沖洲
そしてこの日、深田サルベージ建設「武蔵」により起重機船架設の初回が行われました。
全4回の1回目。
「武蔵」がオーバースペックとも思える、14mの230tというかわいらしい桁を吊る姿も
初回にはよく似合う架設となりましたが、徳島市民への注目度はそれはそれは高いものでした。
「武蔵」を用いた工事を徳島で撮ることができるとはそれまで思っていなかったため、
この架設工事は、2020年の写真の軸として春先から計画を温め続けていた工程でした。
もう一つの柱と据えていた催事、メカは、コロナの煽りを受けて訓練が縮小されたことから、
12年ぶりの来徳は叶いませんでした。

2020/12/5 徳島市 津田
3回の架設までは「武蔵」が担当し、最終となる4回目の中央径間の架設は寄神建設の「海翔」が実施。
日本最大級の起重機船が、一つの工事で2隻も見られるとは眼福でした。
徳島の交通史に残る工事と言えます。

そのような大工事を経て、無事に架設された新町川橋越しの初日の出。
雲の上からひょっこり姿を現しました。
桁の上面、車道となる部分にカウンターウェイトが載っているのが工事中の証。
2021年3月までの開通を目指して、1/4辺りから工事が再開することでしょう。
これまで東限だった末広大橋からさらに東になった新町川橋から見る徳島市と小松島市の風景は、どのようなものなのか。

初日の出を背に入港する、南海フェリー「あい」。
南海フェリーとオーシャン東九フェリーの乗務員さん、お客さんも、日々変化を遂げる新町川橋の姿に
未来の徳島への展望を胸にしたことでしょう。
南海フェリーは、2020年12月の中央径間架設以外は運休することなく、「武蔵」の吊る桁のすぐ下を通過していました。

2021/1/1 9071D 特急「やくおうじ」1号 地蔵橋→中田
曇りました。
「やくおうじ」で曇ることはあまりないとはいえ、標準的なおとなしい出だしです。

2021/1/3 9071D 特急「やくおうじ」1号 文化の森→地蔵橋
朝から曇っていましたが、なかなか地蔵橋で撮ることもないので、これもよいものです。
今年もよろしくお願いいたします。