2013/3/13(木)、月末に全機退役を控えたJALのMD-90が最後に徳島空港に来ると言うことでお見送りに行ってきました。

羽田1740発徳島1900着のJAL1439で飛来。スポット3に付きました。
本来は767-300が充当されている便ですが、JALからの退役が2週間後に迫っていたこの日、ふとこの便にアサインされました。
もう徳島に戻ってくることはないと思っていたときの運用変更だったため、
徳島の航空フアンはそれはそれは色めきだって、夜の徳島空港に総員集合となりました。

JASのMD-87/MD-81で育った身としてはMDが徳島から、JALから引退してしまうのは寂しい。
またも徳島の乗り物の歴史の1ページの証人となりました。
このJA8029は、2013/3/30のラストフライトの運用を担当した、最後まで残ったMD-90です。
このとき空港ロビーでは、日本航空徳島支店の支店長さんによるMD退役のアナウンスもありました。
その方はアナウンスでJASに籍を置いていた当時、
アメリカのマクドネルダグラスにおいてMD-90の受領の判子を押したエピソードをお話しされておりました。
まさにMD-90導入に携わった方と徳島空港で時を同じくできたことに感動し、
更にはとてもありがたいお話まで伺うことができ、感慨深い一夜となりました。

夜間の撮影が厳しいことは体得している徳島空港の展望デッキ。
今までのいろいろな機体のバルブ撮影は、この日のための練習かとも思えるほどでした。
JAL1442として定時でブロックアウト、羽田へと向かい、
1983年のDC-9でのジェット機初就航から続いていた徳島空港の「MDの系譜」は、MD-90の国内引退とともに終わりを迎えました。

帰りに鳴門市営バスの車庫に寄りました。
徳島22き374と徳島22き375の並び。
鳴門市営バスもまた、この月の終わりに廃止を控えていました。